2020.9.1.火
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病院内保育所の意義 (7)

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今回は病院内保育園のお話です。

24時間、365日勤務する医師・看護師の子どもを利用対象とする保育園が皆無の中、福利厚生や優秀な医師・看護師の確保、離職防止を目的として病院が独自に設置したのが院内保育園の始まりと言われています。

ひと昔前までは病院建物内の空いたスペースや病院敷地内の片隅にプレハブで建てられた保育室でお預りしていたそうですが、今や院内保育園もハード、ソフト共に「高い質」が求められるようになりプレハブ等では保護者の皆様に選ばれない保育園となってしまいます。

実は私自身、母親が看護師であり幼少期には院長先生の自宅に預けられて過ごした記憶があります。院内保育園のハシリですね。

それ故に、病院、医師・看護師という業態、職種には強い思い入れがあり、弊社、私は特に、土日勤務、夜間勤務、急な残業や呼び出し対応など、「人の命を預かる尊さ」、「生命を担う」という人間として最大の貢献をされている医療従事者の方々が、院内保育園を通して安心して働き続けることをサポートすることが最大の使命と考えております。

では院内保育園の使命とは、、、

病院の業務特性を理解した運営

院内保育園の最大特徴は、病院の勤務日や就業時間に柔軟に対応することであり、認可保育園では、到底対応できないような保育(時間外保育、日祝保育等)を提供することが重要です。

土日や祝祭日に関係なく医療業務が行われる病院であれば、土日、祝祭日に院内保育園を開所したり、深夜にも就業がある場合は深夜までしっかりとした保育園の運営を行わなければなりません。

親の仕事に誇りを持てるような運営

残業や休日勤務など病院では辛い仕事をしているはずなのに家庭ではいつも暖かく接してくれるお父さん・お母さん、仕事と家庭を両立させて子どもを大切に育ててくれるお母さん、「お母さん、お父さんは人の命を預かるとても大切な仕事をしているんだよ」という尊敬の気持ちを持って保育をし、親の仕事に誇りを持つ子どもになってもらうことを保育園運営のテーマと考えます。

子どもと保護者様、両方に配慮した夜間保育

夜間保育は、「子どもの発達に悪影響なのでは?」と考えられる傾向があります。子どもの生活リズムや情緒安定に何の影響もないとはいえませんが、しかし子どもの発達状態に一番影響するのは、保育の時間帯ではなく“家庭も含めた育児環境“といわれています。夜間保育であっても質の高い保育が提供されていれば、子どもに大きく悪影響を及ぼす可能性は低く一般的な昼間保育の子どもと発達状態に差がつくことはないといえます。

24時間交替で勤務する保護者の皆様が「利用しにくい保育園」であってはなりません。夜間保育経験のあるスタッフを配置することで、子どもの情緒安定や生活リズムを整えることは十分に可能であり「子ども」「保護者」両者に配慮した安心・安全で安らぎのある夜間保育を提供したいと考えます。

院内保育園は只あれば良いというものではなく、「質」「安心・安全」が担保されてこそ存在意義があります。「院内保育園だから認可保育園のような教育、サービスが受けられない」と考えるのでなく「認可保育園のような教育、サービスが院内保育園にもあるんだ、且つ預けやすい」と思っていただける運営をスクルドアンドカンパニーは実現して参ります。

昨今の保育運営業者

保育の運営会社の一部には、保育士が確保できないという理由で“日祝保育”や“夜間保育”のお預りを断るところもあるそうです。驚きです。

慢性的に保育士不足ではありますが保育士確保は企業努力でどうにかなるものであり、日祝保育や夜間保育に対応出来ないのであれば院内保育事業から手を引くべきなのではないでしょうか。

私たちは保護者の皆様が預けにくい保育園であってはならないと考えておりますので、もし現状の保育園運営に疑問、不満な点などございましたお気軽にお問合せ下さい。より良い院内保育園運営をお手伝い致します。

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